解決しました！トルマリン　ブルボン種。

ブルボン種の豆は、ニュークロップで水分が多かったため通常と焙煎のやり方を

少し変えていました。コロンビアやグァテマラなどのニュークロップの豆の場合も

同じ事をしていますが、１８年焙煎をしていて始めての事件でした・・・

豆が焼けない！！！

最近は、トルマリン　ブルボン種をベースにしたオリジナル　ブレンドが増えたり

トルマリン　ブルボン種のみを頑張って販売してくださるお得意様がいらっしゃる

ので、絶望的でした。

業務用の豆の場合、お客様の売り上げにつながるので大問題です。

豆が、焼けない！

次の日も、豆の注文がこないこと祈って焙煎開始。

今度は、また違う焙煎方法を試してみましたが、全然ダメ！

次は、通常のやり方でも、全然ダメ！　　計16キロ廃棄・・・

焙煎技術の問題なのか、豆の問題なのかと考えてみました。

モカやグァテマラのように、粒のそろってない豆でも均一に焼ける自信はあった

のですが、今回は水分量が全然バラバラかなと思って豆を疑いました。

焼けないいらだちと焦りで、ブラジルの下坂農園のカルモ　シモサカという

豆のサンプルを早急に送ってもらうことにしました。

それと同時に、トルマリン　ブルボンのパルプド　ナチュラルとナチュラルを

計60キロ注文しました。トミオ　フクダの注文も考えましたが・・・

豆が届いて、カルモ　シモサカを焙煎しましたが、問題なく焙煎が

終わり、豆を一粒割ってかじってみるとなかなか美味いし、香りがいい！

その次、キリマンジャロ/トルマリン　カトゥアイ種/問題のトルマリン　ブルボン

は、パルプド　ナチュラルを焙煎しましたが、全然問題なし！！！

やっぱり、ブルボン　ナチュラルの問題か・・・

今まで、ブラジルの豆の焙煎が一番簡単だと思っていましたが、考えさせ

られました。

今回は、豆をかなり廃棄することになりそうで、残念です。

でも、お得意様に迷惑をかけることなく問題解決が出来て、ほっとしました。

また、カルモ　シモサカの豆も気に入ったので、トルマリンの種類を減らすか

サントス　ニブラをやめて、カルモ　シモサカにするかは、近いうちに判断

したいと思います。でも、サントス　ニブラは、人気があるので迷うな・・・

下坂農園も、何種類もあるので選ぶのに時間がかかるかな・・・

日本人の下坂匡氏の農園ですし、有機肥料を大量に投入し日本で禁止

されている農薬は一切使用せず低農薬でいい豆です！

中村珈琲のお客様、今後楽しみにしていて下さい。カルモ　シモサカの

コーヒーが、飲めるの日が近いうちに訪れます！！！